2011/06/04

アヤコさん

亜矢子さんの言葉です

2006年の3月、私はスペインのヒホンという街に行きました。
南ヨーロッパを鉄道で旅行していた私は、イタリアのジェノバから、
フランスのニース、アルルに行き、スペインのバルセロナに入りました。
旅の目指す所は、最西端のラ・コールニャという所だったのですが、
日中の鉄道の時間では、目的地まで自分の思うような時間に着けなかったので、
バルセロナから深夜列車で北へ進み、翌朝ヒホンで下車、観光することにしたのです。

ヒホンは、ガイドブックやTV等にあまり取り上げられない街で、
インターネットの情報でも、「とてもいい港町」というくらいの印象しかなかったので、
ヒホンで日本語通訳をしているスサナさんにガイドを頼むことにしました。

観光初日、ヒホン駅まで迎えに来てくれたスサナさんと合流し、
一緒にバスに乗り、スサナさんのお家に行きました。
「これが、スペインの一般人の家です」と言って通してくれましたが、
インテリアショップで働いていたことがあるというスサナさんのお部屋は、
とてもきれいで、清潔、居心地の良い部屋でした。
(居心地が良すぎて、少し仮眠をとるはずだったのに、寝過ごしてしまったほどです。)

荷物を置いてから、市内を歩いて観光しました。
観光名所はもちろん、市場やスーパー、レストラン、バル等、
ヒホンに住む人たちの生活を垣間見ることができました。
一番印象的だったのが、シドレリアで飲んだシードラというお酒です。
ぜひ、ヒホンに行って頼んでみてほしいです。

夜は、スサナさんと料理をしました。
ジャガイモのオムレツ(トルティーヤ・パタタ)や、
トマトとガーリックトースト(パンコントマテ)等を作りました。
簡単にできて、とてもおいしかったです!

次の日は朝早い鉄道の時間だったのですが、
スサナさんがおにぎりを作って、
駅まで送ってくれました。
一泊だけでしたが、スサナさんに本当によくしていただき、
安心して旅をすることができました。
ヒホンのことを詳しく知ることができたし、
また、休憩時間や、食事の時間、寝る時間など、
日本とは時間の流れが異なるので、
それを体験できたのもよかったです。

ガイドブックに載っている所だけが、
その国のすべてではありません。
ぜひ、ヒホンに行って、スペインの港町の暮らしを
たくさんの人に体験してほしいと思いました。


2006年:タケシとジュンコさん
2006年の事です。タケシさんとジュンコさんが、別々にに来ました。タケシさんとはヒホンの学校で子供達に日本のことを教えました。ジュンコさんにヒホンを案内して、その頃ヒホンに住んでいた浜松の友達とクッキングレッスンをしました。 


0 件のコメント:

コメントを投稿